研究所の概要

本研究所は本学医学部附属病院で発生した院内感染を契機として、患者と医療者が共に安心と信頼に基づいた社会の構築をめざし、新たな視点から医学、医療、保健の進歩に貢献することを目的として2013年6月に発足しました。
帝京大学アジア国際感染症制御研究所は、世界的視野に立った感染症制御にかかわる研究?教育を推進するために2013年6月1日に設立されました。本研究所は、アジア諸国との国際交流を行い、各部門との共同研究を通して、グローバルヘルスに貢献することをめざしています。また、患者と医療者が共に安心と信頼に基づいた社会の構築をめざし、新たな視点から、医学、医療、保健の進歩に貢献することを目的としています。
今回、河内正治前所長から本研究所を引き継ぎ、後任としてこの重責を全うすべく全力を尽くす所存です。私は医学部微生物学講座に所属しており、所長職を兼任することで微生物学および感染症に関する広範な領域を包括的に取り組む体制の構築をめざします。私たちが直面する感染症は、多岐にわたるウイルスや細菌によるものであり、その影響は日々の生活から世界の公衆衛生に至るまで広範囲におよびます。特にアジア地域においては、新興感染症や再興感染症のリスクが高まりつつあります。これらの感染症に対する早期発見、迅辿な対応、そして効果的な治療法の確立が、これまで以上に求められています。これまでの経験と知識を生かし、当研究所がウイルスや細菌感染症に関する最先端の研究を推進し、地域と世界の健康を守るために尽力していきます。また、国際的な連携を強化し、感染症制御のための効果的な戦略を策定?実行することで、持続可能な公衆衛生の向上に貢献していきたいと考えております。今後とも、本研究所の研究推進に一層のご協力?ご支援をよろしくお願いいたします。
本学医学部附属病院で2010年に発生した、多剤耐性アシネトバクターによる院内感染の反省を踏まえ、感染症制御に関する研究ならびに教育の推進を図り、アジアにおける感染症制御に関する国際交流を通して、社会へ還元していくことが本学の使命と考え、2013年6月に設立しました。
板橋キャンパス事務部総務課ホームページよりご確認ください。(学内専用)